父親から事業を引き継いだローターは、何をおいても生産工程の近代化に力を注ぎました。建物を新設し、従業員によりやる気を持ってもらうため、働きやすさを優先し空調や照明にも配慮して健全な労働環境を整えました。作業分担は性別により異なります。粘土と黒鉛、木材の加工など力仕事は男性、鉛筆を磨いたりブランド名の刻印や包装は女性の仕事とされました。左の絵は、鉛筆の芯を木の板(スラット)に設置している様子です。