世界の子供たちの短編小説と塗り絵テンプレート:リノ

リノは8歳で、ペルーの山中にある小さな村に住んでいる。大きな山脈はアンデス山脈と呼ばれている。リノの村はかなり高いところにあるので、すべての山の頂が見渡せる。リノの村には100人ほどしか住んでおらず、そのため学校もない。そのため、リノと彼の兄弟姉妹は毎日7キロの道のりを歩いて学校まで往復しなければならない。通学路で他の村とすれ違ったり、友達に会ったりするからだ。雨が降ってすぐ学校に行くときが一番楽しい。雨で大きな水たまりができ、そこに飛び込んで他の子どもたちに水をかけるのが大好きだからだ。
リノの好きな教科は音楽だ。音楽の授業では、クラスの全員が楽器を演奏しなければならない。リノはペルーの代表的な楽器であるオカリナを吹く。卵の形をしているが、土管である。オカリナはとても小さいので、リノはズボンのポケットに入れていつも持っている。
家に帰るとすぐに、ママのマユミがリノと兄弟たちを呼ぶ。リノはニヤニヤしながら小屋の裏に回り込み、アマルが待っている。犬でも猫でもない、アルパカなのだ!アルパカをなでたことがある人なら、その毛が本当にふわふわしていることがわかるだろう。
夕食の後、リノは家族や村の人たちとたき火を囲む。彼らはペルーの歌を歌い、踊る。リノは飛び跳ねたりしてすぐに疲れてしまうので、母親がベッドに連れて行く。リノは疲れてベッドに入ると、すぐに眠ってしまう。アルパカと一緒に世界中を旅するミュージシャンになるのが夢なのだ。